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2021年7月7日水曜日

「映画篇」

ブログタイトルの元ネタ「フライ、ダディ、フライ」の金城一紀さん。なぜか未読だったこれと「対話篇」。

オムニバス形式で、各話タイトルがすべて映画になっている。登場人物はみんな映画が好き、という共通項がある。逆にそれ以外はかなりバリエーションに富んだ人生を歩む人たちで、それぞれの問題と想いを、映画を絡めてどうにか乗り越えていく話。最後の「愛の泉」に収束していく構成もきれい。ハリウッドにこういう構成の映画が多かった(だいたいラブストーリー)けど、最近はどうなのかな。

映画に元気をもらった、夢を持った、救われた、と言う人は多い。そんな映画の持っている底力みたいなものが描かれているし、金城さん自身の映画への情熱が迸っている。(金城さんはもう実写ドラマや映画の脚本に仕事の中心を移していて、小説を書かなくなってしまったのが個人的にはものすごく残念。)

しかし僕自身は映画を本当に見なくなってしまった。余暇が2時間あれば、ランニングに行ってしまうので当然ではある。走らなければ月20本くらい見られる計算になるのか・・・。AmazonPrimeに入っていると「これも見られるのか」という作品が上がってたりするし、映画を意識的に(走ったあとに)見てもいいかも。

そんな風に、何となく映画を見たくなる小説、おすすめです。


本日のジムメニュー備忘録

・ベンチプレス 【35kg×10×3、55kgは1回上がった】
・ワンハンドスナッチ 【10回×2×左右】
・デッドリフト 【ダンベル15kg×10×3】
・バーベル上げながら早いリズムでランジ
・ジャンプ 【台に乗るジャンプ、ロープを飛び超えるジャンプ】

ベンチプレスは続けていけば60kgはすぐ戻せそう。スナッチは初めてやったメニュー。ケトルベルを上げる動画をよく見ていてイメージはあったけど、実際やると予想よりかなり効く。楽しいので自分でやるメニューに入れたい。

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2021年6月30日水曜日

「武士道シックスティーン」

週の真ん中水曜日は小説の日。

のはずが書けていないことが多い。このブログはランニングと小説の2本柱でいくつもりなので、もう少し気合い入れていこうと思う。

誉田哲也さんを実は初めて読んだ。映像化している「姫川玲子シリーズ」とか聞いたことはもちろんあって、ミステリ作家だと思っていた。青春小説も書いていると知って手に取ったのがこちら。「武士道シリーズ」と呼ぶらしく、これも映像化していて、続編も3冊出ている。

メインのキャラ、香織と早苗はエリートと無名、剣道に対する姿勢もガチとユル、その2人のライバルなのか友達なのか分からない絶妙な関係性がいい。それでいて、2人とも家庭にはそれぞれの葛藤を抱えて悩むところが奥行きになっている。

剣道の試合シーンはじっくり書くところ、あっさり流すところでメリハリ効いている。スポーツ小説としては試合のセクションは少ない方だと思う。それでも剣道経験のまったくない僕でも分かったような気にさせてくれる。一言で言うと巧い。

高校生の話にしては、思春期っぽい恋やら何やらという要素はほとんどないので、青春小説にしては硬派な話ではあったかな。僕みたいなオッサンでも置き去りにされるようなことはなかったw

印象的だったのは、早苗が日本舞踊をやっていた経験が、剣道では特殊な動きになって活きている、という点。別競技で鍛えて獲得した技術が意外と活きる、みたいな話は現実でも割とある。アメリカなんて、高校まではアメフトで大学から野球、メジャーリーガーですとかもある。

日本はまだひとつの競技に決めたらそのままずっと続けるべき、という意識が強いけど、フィジカルエリートには色んな競技をやってから最後選ぶくらいのことがあってもいいよな、と思う。まぁ大谷翔平レベルのエリートがゴロゴロいればという話でもあるけども。

続編ももちろんポチったので楽しみ。


本日のジムメニュー備忘録

・ベンチプレス【30kgー40kg×10、45kg×8】
・スクワット【55kg×8、65kg×8】
・ローイング【18kgー21kg×8×左右】
・中臀筋のワークアウト

暑さでなかなか疲労が抜けない、という話をしたところ「重さを上げて、回数少なめ」のメニューに。筋肉に刺激は入れられて、長く疲労が残らないらしい。ベンチプレスが若干落ちていて腹が立ったので、この夏は60kg上げるのをターゲットに決めた。

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2021年6月9日水曜日

「シドニー!」の再読と、東京オリンピック

週の真ん中水曜日は、小説の日。
と言いつつ久しぶりになったブックレビュー。


今回は小説ではなくてエッセイ。僕は当時の単行本をいまだに持っている。オリンピックのことを考えるのに再読するなら今でしょ、ということで。

2000年シドニーオリンピックを、現地で見ていた村上春樹さんのリアルタイム観戦記。23日間滞在していたシドニーの空気が、さすがの文章で臨場感あふれて書かれている。

春樹さんはマラソンランナー、トライアスリートでもあるし、神宮球場に通う野球ファンであるので、その競技についての考察には少し熱がこもっている。このシドニーの女子マラソンで、高橋尚子さんがサングラスを投げてスパート、金メダルを取った。

旅先での春樹さんは、朝はランニングを60分していたり、地元のバーで毎日ビールを飲んでいたり、超長距離ドライブでスピード違反してたり、レストランやオリンピック会場での食事、サーファーを襲ったサメのニュースや動物園のコアラの話、オーストラリアの成り立ちなど、旅のメモワールとしてもかなり深く楽しめる。

そんな中でも僕が印象的だった(たぶんこの本の主題の一つでもある)のは当時、オーストラリアが抱えていた先住民であるアボリジニとの人種問題とオリンピックの話。女子400mでキャシー・フリーマンが金メダルを取ったレースを見ていた春樹さんのコメントが、オリンピックの意義を端的に表していると思う。ちょっと長いけど抜粋。


「このシーンを見るためだけでも、今夜ここに来た価値はあったと思う。胸が熱くなった。人の心の中で、固くこわばっていた何かが溶けていくのがどういうことなのか、それをまぢかに目撃することができた。今回のオリンピックの中でも、もっとも美しく、もっともチャーミングな瞬間だった。
 競技場にいる十一万人の観客たちも、僕と同じことを感じていた。みんなが同じことを感じているんだということを、みんなが感じていた。僕らはそのような巨大な温かい共感状態のガスの中にあった。一人の女性が、四百メートルを走るだけで、そんな感動的な巨大なるものを作り出すことができるんだ。」


オリンピックを開催したことで、オーストラリアの人たちがどう変わっていったのかという一端を知ると、東京オリンピックを今年やる意味とは、という疑問が浮かぶ。そもそもは賛成派なんだけど、この本を再読したことで、無観客でやる意味はないのでは、と思っている。

日本にはオーストラリアのような根深い問題はないにせよ、会場での共感状態が生み出すものって大きいはず。スポーツは、映像で見るだけだと本当にもったいないんだよなぁ。

ちなみに春樹さんは本書の中でもオリンピックの肥大化、ビジネス化に触れてた上で、競技は半分で、開催地は発祥の地ギリシャのアテネに固定して開催する「シンプルでささやかな提案」をしている。


本日のジムトレーニング備忘録

・スクワット 30kgでフォーム作り
・ジャンピングスクワット 30×5セット
・チューブを両手で引っ張り上げながらジャンピングスクワット
・フラットベンチで腹筋、脚上げ
・腕立て伏せ(自習、ベンチプレスが空かなかった)

股関節まわりと、背中を使うメニューで、ランニングでの接地から脚の引き上げのためのトレーニング。これは本当に大事なので必死にやった。

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2021年6月7日月曜日

ランニングする時間帯、市民ランナーの時間術

この1週間で91km走った。水曜日はジムトレでランはオフ、二部練習はしないでこの距離は僕としてはハイペース。はるか昔のブログ(アメブロを書いていた)を読み返していると、8km走ればがんばった、くらいのテンションで書いている。隔世の感がある。

とはいえこれだけ走る時間が取れるというのも、強制的に働き方のバリエーションが増えたこの疫病騒ぎのおかげ。在宅、時差出社というのが当たり前になるとすれば、今後もこれだけ走れることになる。

だいたい起床→朝食→在宅仕事(1~2時間)→ランニング→昼食→仕事(出社or在宅)の流れができてきた。朝食後の仕事が結構キモで、ここで大事な仕事はやってしまえると、あとがスムーズ。ちなみに先日読んだこの時間術の本が、よくまとまっていて良書だった。


以前は起床してすぐにランニングをしていた。もちろん出社が前提の生活だったのと、学生や実業団・プロがみんな朝走るのと同じで、「糖分が枯渇した状況でのラン=脂肪代謝を促進、減量にもなる」という目的でやっていた(実際減量もできていた)。ただ仕事に響いて、要は眠くなって、効率が落ちることが多いのが悩みどころだった。

参考にしたのが、以前も紹介したこのGMO近藤選手のnote。


論文の解釈では、いつ走っても同じ強度であればトレーニング効果には差がないということと、働き方を変えられたことで、いまは朝食と仕事をこなしてからのランニングに切り替えている。(減量という観点では効果はあるとも解釈できそう、念のため)

ただ、これから夏を迎えると時間的にもう酷暑の時間になってしまう。きょうも滝汗だった。ひとりサマータイムを導入するか、思い切って夜ランにするか、目下の課題。


本日は15kmジョグ。リアクトインフィニティ。


まだジョグには早いかなぁ・・・というかんじ。ここ最近だいたいこのペースなので、もうキロ10秒くらいは落として走るイメージでいこうと思う。涼しい日を狙ってロングを、と思って天気予報を見ると、30℃越えの予想がちらほら・・・。


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2021年4月21日水曜日

「路(ルウ)」と、台北マラソン

 週の真ん中水曜日は、小説の日。


僕は全著作を読んでいるくらいの吉田修一ファン。映画やドラマになっている著作が多い人気作家さん。代表作は「怒り」「悪人」あたりかな。最近はスパイアクションものの「太陽は動かない」がロードショーにかかっていた。

この「路(ルウ)」もNHKで昨年2020年にドラマ化。僕は単行本が出た2012年に読んでいたのを、ドラマきっかけで再読した。よほど気に入ったものしか自宅の書棚に残さないので、本当にお気に入りの小説のひとつ。

台湾新幹線の建設に関わった人たちの7年間を描き、日本と台湾の交流と、各世代の想いが交錯して紡がれていくストーリー。基本は春香とエリックの恋愛小説だけど、台湾新幹線の完成に向けて奮闘するお仕事小説でもあり、これでもかと旨そうな食事が出てくるグルメ小説でもある。

僕は台湾には仕事で3度行ったことがあって、作中にも出てくる台湾の空気感の心地良さや食事の旨さ、仕事への「いい加減」な取り組み方とか、春香たちの視点でそれらを追体験している感もあった。吉田修一さんが別のエッセイで「台湾でいやな思いをしたことがない」と書いていた通りで、僕も3度の訪台は楽しかった記憶しかない。

人とのつながりや縁について思いを馳せる小説。台湾にもまた行ってルーローハン食べたい。小説も観光もオススメ。


そして台湾はマラソンなら「台北マラソン」


12月開催で、以前は日付がNAHAマラソンとぶつかることが多かった気がする。2020年は12/20開催、2021年も12/19みたい。

昨年のあの状況下で普通に開催してるのは素直にすごい。映像見ると海外選手もいるし、大阪マラソンのシャツ着た人は日本からの参加なのかな?飛行機で東京から3時間、時差1時間の海外マラソン。サクッと走ってルーローハン食べて帰ってこられそう。(・・・・・・近々どこかにルーローハン食べに行こう。)

しかしこういうムービー見ると、本当にレース走りたくなるなぁ。


本日のジムメニュー備忘録

・ベンチプレス【30kg×10×4】
・スクワット【40kg×12×4】
・大臀筋のワークアウト(メディシンボールを投げ返す)
・15分トレッドミル(自習)

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2021年4月14日水曜日

「エスケープ・トレイン」

週の真ん中水曜日は、小説の日。


スポーツ小説を続けて、自転車ロードレース。このジャンルは近藤史恵さんの大人気シリーズ「サクリファイス」があって、僕もきっかけはそこだった。マラソンと同じく長時間のエンデュランス系スポーツだし、マラソンからトライアスロンに進む人も多くて、自転車は興味津々でもある。

なおかつこの小説の主人公・湊人は元々陸上の長距離をやっていて、ケガをしてそのリハビリで自転車に乗ったのがきっかけで転向してきた選手。アスリートにしてはガツガツしていない、自己評価以上のことはやらない性格の湊人は「アシスト」というエースのために走る役割をそつなくこなす。そこへ本場ヨーロッパで活躍していた大エース梶山が加入して――というストーリー。

湊人のキャラもあって、作品の空気感は結構ゆるい。アスリートの葛藤や勝負が主なスポ根ものというより、自転車ロードレースの戦略的な視点や、チーム論みたいな要素が多いし、ロードレースの面白さはこういうところ、というある意味ロードレース入門としても読める。

僕もたまにジムでのトレーニングでバイクトレをやる(やらされる)。心拍を追い込めるのでキツいけど、やった感がでるのでまぁまぁ好きなトレーニングではある。普通のチャリンコとロードバイクの大きな違いはペダルを踏むだけじゃなくて「回す」こと。これくらいがロードレースの回転数、というスピードを維持するには、「回す」意識じゃないとキープできなかった。

なのでスイムのあとにこれやってさらにラン、というトライアスロンのイメージが湧いたことは湧いている。やれる気はまるでしていないw ということで、マラソンやりつつトライアスロンやサイクルロードレースに興味のある方は必読の一冊!


本日のジムトレーニング備忘録

・着地で足裏全体を使う意識付けのワークアウト3種目
・ボールを使った背中のワークアウト
・チューブを引っ張りながらの腿上げ
・腕振りに必要な肩のワークアウト

ウエイトをほぼ持たずに自重ばかり。それでも滝汗だった。


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2021年4月7日水曜日

「競歩王」

 週の真ん中水曜日は、小説の日。



スポーツを題材にした小説はなんでも読んでいる。「陸王」みたいなタイトルで、もちろん競歩の話(「陸王」も超おすすめ)。額賀さんはひと言でいうと青春小説の名手だと思っている。他にもたくさんオススメ本ある中で、これは陸上選手×小説家という、このブログにドハマりな作品なので張り切ってレビュー。


天才高校生作家としてデビューはしたものの、その後伸び悩む大学生作家が、箱根駅伝を断念して競歩に転向した選手と出会って見事な再生――という王道のようでそうならない、そうしないのが額賀作品。

小説家の忍も、競歩選手の八千代も、歯がゆいくらいに悩むし、勝てないし、凹んでるしで、なかなかお互いに拳を交わしたりしない。それが青春と言えばそう。どちらかというと、競歩の小説を書くために取材する側の忍が、競歩にストイックに打ち込む八千代に影響されて、と言う面が強い。競歩について知らない忍目線で話が進むので、知識がないところからでも楽しめる。

二人がじわじわと壁を打ち破っていく姿にじわじわ引き込まれていくし、脇役のキャラも立っていてテンポもよく、読後感も爽快。全ランナーと陸上ファン、青春小説好きにもオススメ。


競歩は実は「最も過酷な競技」と言われていて、50kmを4時間歩き続けるのはマラソンより長い闘い。ランナー目線で驚くのは、競歩のトップ選手のスピードはキロ3:50くらいというから半端ない。僕の昨日のレペより速く「歩いて」いる。しかもフォームにたくさんの制約があって、反則を繰り返せば失格になる。それを50kmという長丁場、という世界のキツさはちょっと想像できない。

この小説を読むと、競歩を観戦する力がつくし、見方もかなり変わるはず。マイナー競技とはいえ日本人選手のレベルも高くて、メダルの期待も高い。マラソン・駅伝が好きな日本ではもっと人気になってもいい競技だと思うようになった。

東京オリンピックで観戦する気満々だったけど、会場が皇居外苑から札幌に変更になってしまっている。まぁそもそも、オリンピック自体、本当にどうなるんだろう。


本日のジムメニュー備忘録

・スクワット【バーベル60・50・40kg×10】
・大臀筋(ケツ)のワークアウト5種
・レッグエクステンション
・ベンチプレス(パーソナル後、自習)

左の大臀筋が右と比べてうまく使えていないのを意識して。
右利きで左右差があるのは当然なので、弱点を減らす作業。


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2021年3月31日水曜日

「たゆたえども沈まず」

週の真ん中水曜日は、小説の日。

もはやアート×小説の代表的な作家、原田マハさん。著作はいくつか読んでいて、アートには疎い自分にも小説の一部として書かれていると、わかりやすい。むしろアートを学べる。


本作はひと言で言うならゴッホの話だけど、当時のパリで日本の浮世絵など日本美術が一大ブームを起こしていく中で、画商・林忠正と加納重吉が現地に乗り込んで活躍する、という話でもある。明治時代の日本人が欧米でのし上がるサクセスストーリー的な側面と、この2人を通してパリの風景が浮かび上がってくる。


ゴッホは売れない、描かない、貧乏なのに酒浸りで弟のスネをかじる、アーティスト気質というか、ダメな奴なのに、才能を認める弟のテオや林たちが懸命にサポートしてなんとか浮上のきっかけを掴ませたいという情熱がものすごく熱い。


装丁にもなっている画をゴッホが描き上げる一点にこのストーリーが集約されるべくプロットが練られていて、原田さんすごい、としか言えない(語彙力)。ゴッホを知らない人も、もちろんアートファンの人にも、時代小説好きにも抜群におすすめの一冊。


アートに疎い(2回目)僕も、次にゴッホの絵を見たときはいろんな見方ができそうで、誰かに講釈すらしてしまうかも。


マラソン界ではきょう、日清食品の活動休止がニュースになって、村沢選手はSGホールディングスへ移籍。競技を続けるためには企業の意向が大きくて、サポートを受ける厳しさという意味ではアートと共通している。まぁマラソン選手はゴッホと違って毎日きちんと走って努力している点は全然違うけど。


アートもマラソンも、情熱がきちんと報われる世の中になっていくといいなと、この小説からそんなところまで無理矢理こじつけてみたw


本日のジムメニュー備忘録

・ランジ【バーベル40kg×左右2セット、バーベル5kgでウォーク10歩往復×2】

・背中のワークアウト【デッドリフトの姿勢キープで動き数種類】

・腹筋上部のワークアウト

・ロープで負荷かけてダッシュ

終始「いいフォームの維持」のためのトレーニング。すでにランジの筋肉痛。


明日から子連れ旅行。八ヶ岳方面へレッツドライブ。


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2021年3月17日水曜日

「チームⅢ」

週の真ん中水曜日は、小説の日。


せっかくなので初回はスポーツ小説、というかマラソンが題材。


「チーム」はスポーツ小説の名手、堂場さんの駅伝・マラソンのシリーズ。箱根の学連選抜やマラソン日本記録更新をテーマにしてきて、その主役だった天才ランナー・山城が、スランプに陥ったオリンピック候補の新星・日向のコーチに、という展開。


序盤はシリーズものらしく、田舎に引っ込んでしまった山城を引っ張り出すまでの話で、かつての仲間たちが出てくる。中盤以降は誰の言うことも聞かない山城がコーチをやったら、というそれだけで面白い。ラストの展開は本当に山城ならやりそうで、たぶんあり得ないんだけど、リアルにもあったら大興奮だなと。立教大学の監督をやりながら日本選手権に出る上野裕一郎監督は山城にいちばん近いかもしれない。


そんなランナー目線で読んでると、引退したのに毎日20km走っている山城の設定はギリギリありか、とか、日向が食事のカロリー計算をしているのに共感したり、日向に山城が課すメニューが本当にやれたら(やれないけど)強くなりそうとか、書き切れないほどある。


勝手にこの小説の主題だと思っている「マラソンをチームで勝つ」という点では、昨年の日本選手権で新谷選手を同じ積水所属の佐藤選手が2,000mまで引っ張ったことは記憶に新しい。ペーサーについての議論は大阪国際でもあって、まだ日本では「マラソンは一人で走るべきもの」という風潮は強いのかもしれない。その反面、世界ではキプチョゲ選手のBreaking2みたいなプロジェクトで盛り上がっているし、マラソンのチーム戦化も今後加速していく気がしている。


SFに書かれていたことのほとんどは実現している、という話もあるように、「チームⅢ」を再現してしまうチームが出てくる可能性は十分ある。小説はそういう面白さがある。


駅伝ばかりにドラマを載せがちな風潮の中、マラソンにもこういうエンタメの可能性があるんだと再認識した一冊。走る方も、走らない方も、ぜひご一読を!


本日のジムメニュー備忘録

・スクワット【50kg×2→40kg×2→ワイドで30kg×2】

・ふくらはぎのワークアウト【片脚ずつのジャンプ、つま先着地のジャンプ】

・すねのワークアウト【つま先を上げてマットの上で歩く2分×2】

・体幹【スライディングディスクで両脚→片脚ずつ→両脚】

明日は脚まわりの筋肉痛確定。

―――ということで、ほぼ走らないジムトレの水曜は小説のレビューとジムメニュー備忘の二本立てで。


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