「タワマン文学」。麻布競馬場さんの『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』に代表される、主にTwitter(X)投稿から生まれたショートショートの小説があります。僕も属している都心の30~40代の価値観をバッサリと斬るような話がほとんどで、タワマン信仰だったり、学歴や就職、結婚、どのステージでもマウントの取り合いだったり、忖度なく思い切り傷口をえぐるように描いていて、逆に直球勝負を見ているような清々しい気持ちになります。いま新作を楽しみにしている作家さんの一人です。
で、何の話をしたいかというと、タワマン文学に頻出するワードのひとつ「中学受験」のこと。タワマン文学では中学受験は大事な要素の一つで、登場する子供たちはSAPIXに通い、御三家、早慶の付属などを目指していく中で、「親の」悲喜こもごもが書かれています。
我が家の子供たちは中学受験をする予定でSAPIXに通っているので、読んだときは「そんな風に見られちゃうのか…」と一瞬ひるんだりもしました。(タワマン住まいじゃないから大丈夫か)
親である僕自身は中学受験を経験していません。典型的な埼玉南部在住のサラリーマン家庭だったので、中学までは公立、高校受験と大学受験を普通にして、最終的になんとか私大文学部に滑り込んだ、という受験歴です。 大学の4年間で塾講師をしていたのでその影響はあるかもしれませんが微々たるものです。
その我が家がなぜ中学受験を?という経緯を(長くなるので機会があればそのうち)一言で言うと、「リミッターを外せる環境に行ったらどうなるか見てみたい」ということです。最近になって、僕自身も、何事も環境がすべてだ、と思うようになりました。かの本田圭佑もそう言ってます。人は思っている以上にまわりに流されていくので、置かれた環境で変わるし、それが成長著しい中高時代だったらなおさらだろう、と。なので中受をする家庭としては少し偏屈かもしれませんが、そんなモチベーションで臨む中受一家もあるのかと思って応援していただけるとうれしいです。
今後タワマン文学のように固有名詞をバンバン出して中受のリアルを書いていく…ことはないですが、SAPIX生を持つ父目線が何かの参考になればと思ってます。
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