週の真ん中水曜日は、小説の日。
もはやアート×小説の代表的な作家、原田マハさん。著作はいくつか読んでいて、アートには疎い自分にも小説の一部として書かれていると、わかりやすい。むしろアートを学べる。
本作はひと言で言うならゴッホの話だけど、当時のパリで日本の浮世絵など日本美術が一大ブームを起こしていく中で、画商・林忠正と加納重吉が現地に乗り込んで活躍する、という話でもある。明治時代の日本人が欧米でのし上がるサクセスストーリー的な側面と、この2人を通してパリの風景が浮かび上がってくる。
ゴッホは売れない、描かない、貧乏なのに酒浸りで弟のスネをかじる、アーティスト気質というか、ダメな奴なのに、才能を認める弟のテオや林たちが懸命にサポートしてなんとか浮上のきっかけを掴ませたいという情熱がものすごく熱い。
装丁にもなっている画をゴッホが描き上げる一点にこのストーリーが集約されるべくプロットが練られていて、原田さんすごい、としか言えない(語彙力)。ゴッホを知らない人も、もちろんアートファンの人にも、時代小説好きにも抜群におすすめの一冊。
アートに疎い(2回目)僕も、次にゴッホの絵を見たときはいろんな見方ができそうで、誰かに講釈すらしてしまうかも。
マラソン界ではきょう、日清食品の活動休止がニュースになって、村沢選手はSGホールディングスへ移籍。競技を続けるためには企業の意向が大きくて、サポートを受ける厳しさという意味ではアートと共通している。まぁマラソン選手はゴッホと違って毎日きちんと走って努力している点は全然違うけど。
アートもマラソンも、情熱がきちんと報われる世の中になっていくといいなと、この小説からそんなところまで無理矢理こじつけてみたw
本日のジムメニュー備忘録
・ランジ【バーベル40kg×左右2セット、バーベル5kgでウォーク10歩往復×2】
・背中のワークアウト【デッドリフトの姿勢キープで動き数種類】
・腹筋上部のワークアウト
・ロープで負荷かけてダッシュ
終始「いいフォームの維持」のためのトレーニング。すでにランジの筋肉痛。
明日から子連れ旅行。八ヶ岳方面へレッツドライブ。
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